セブ島のブラック企業

ブラック企業大賞2013にノミネートされた会社リストまとめ

http://gigazine.net/news/20130628-blacklist/

 

ブラック企業とは?

法令を遵守せずに、従業員にサービス残業を強いたりパワハラが横行し

薄給多忙で従業員を使い捨てにすることしか考えていない理不尽な会社。

 

 

セブ島でも近年安い労働力やフィリピンの経済発展に目をつけ、

日系企業が急増し日本人向けの求人も非常に増えています。

 

以前は工場などの生産系の企業がほとんどでしたが

最近はIT系、飲食、語学学校などの求人が多いです。

 

「セブ島にある日本人向け求人で、ブラック企業を教えて下さい」

 

と質問されたら

 

「ブラック企業かどうかが気になるなら、日本で就職したほうが良いです」

 

と答えます。

 

なぜなら、ブラック企業の言葉の定義に当てはめたら

ほとんど全ての企業がブラック企業になってしまうから。

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1. 「給料が低い」

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まずブラック企業の特徴としてあげられる、「給料が低い」ですが

セブ島で就職する場合、給料は30,000ペソ~60,000ペソぐらいです。

 

日本円にしたら、10万円以下です。

日本でアルバイトをするほうがよっぽど稼げます。

 

給料が出るならまだ良いほうで、無給のインターンもよくあります。

インターンと言えば聞こえはいいですが、要は「タダ働き」です。

 

最近では「有料のインターン」というのもあります。

「有給」ではなく「有料」です。従業員がお金を払って、仕事の経験を積む制度です。

 

 

2. 「労働時間が長い」

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次にブラック企業の特徴の「労働時間が長い」ですが、フィリピンの求人は

「週休2日より週休1日のほうが一般的」です。

 

これには理由があり、「フィリピン人は週休1日」が一般的です。

フィリピンの法律上、これは合法であり一般的です。

 

それにより、フィリピンでは日本人であっても週休1日と設定されていることが多いです。

中には、「週休1日 ただし日曜日には空港ピックアップ業務があります」

とか書かれている求人もあります。

「それって、週休0日じゃないか!」と突っ込みたくなります。

 

 

3. 「会社の存在そのものがブラック」

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フィリピンに進出している日系企業には

「会社を登記していない」ケースも多いです。

 

つまり会社と名乗っていますが、そもそも法律上会社ですらないのです。

これによって、脱税している会社もあります。

日本のブラック企業によくある「グレーゾーン」ですらなく、完全にブラックで「違法」です。

でもそういう企業が多いのが、実態です。

 

【まとめ】

ここまで読んでくださった方は、こういった企業に呆れたり、怒りを覚えた方もいるかもしれません。

しかしこういった企業の肩を持つわけでは決してないですが

日系企業に限らず、他の外資系企業でも、フィリピンの企業でも「フィリピンでは当たり前」なのです。

 

そこで働く従業員も、仕事の能力や勤労態度自体がとても日本では雇用されないレベルの方もいらっしゃいます。

いわゆる「フィリピナイズされた日本人」です。

 

「正社員で月給10万円」でも、「月給5万以下の働きしかしてない」従業員に対してなら

むしろその企業はブラックどころか、従業員に優しい企業です。

 

フィリピンで働く際に、重要なのは「日本の常識で考えないこと」です。

日本の常識で考えたら「普通以下」であっても、フィリピンでは「優良」かもしれません。

 

一番よくないのは日本と比較して「日本では○○なのに~」と文句ばかり言うことだと思います。

 

「じゃあ、日本に帰ればいいのに」で、終わってしまいますので

フィリピンにいる理由と自分の環境を考えて、働くことが大切だと思います。
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